Idea, Logos

2026
坑夫像の腕(紙、インクジェットプリント、テープ、糊)、野球部が使い込んで折れたバット、コンクリート、発泡スチロール、金継ぎ、他
イデオロギーをテーマに制作した。紙で作られた腕は、かつて戦時中に芦別の炭鉱に建てられた坑夫の像の腕の3Dスキャンを元にしている。戦時中に石炭増炭のために全国に同様の像が建てられたが、当時金属が使えずに鉄骨とコンクリートで作られたため脆く、芦別の像は風化により取り壊された。腕と鉄骨を通してつながっているバットは、野球部が実際に使い込んで折れてしまったバットである。グリップのあたりに手垢が付いている。
芦別の坑夫の像は、近年の研究により、建てられた当初は「闘魂」という文字が台座にあったことが判明した。現在でもスポーツにおいて、士気高揚のために「闘魂」が掲げられる。
撮影:辻悠斗